JISX0213の結合文字表示(Windows編) ― 2016年06月18日 19:27
JISX0213には,Unicodeで表現する際に結合文字を使って二つの符号位置で表す必要のある文字が25あります。
Windows10に無償アップグレードした機会に、これらの文字の表示具合をあらためて確認してみました。
まずはメモ帳です。
美しいです。完璧です。
次は、Eclipse(4.5.2)です。
これも完璧です。統合開発環境ですが、テキストエディタとしても使えるかも。
さて、Emacs(24.5)です。本家に置いてあるWindows版バイナリイをそのまま使っています。
Emacsには、UNICODEの合字機能が備わっています。global-auto-composition-modeという変数で有効・無効の設定ができて、デフォルトでは有効になっています。
しかし、ご覧のとおり、9文字以外は合字機能の対象にはなっていないようです。合字するかどうか直前の文字を見ないと判断できない文字は、それぞれの言語圏の方が各人の好みで処理してくださいという意味かもしれません。
そこで、インターネットの情報を探し回った結果です。
以下のサイトにある「JISX0213合成文字」というelispをinit.elに入れて表示させてみました。
プログラミングツール置き場:http://albinina.sakura.ne.jp/
Emacs23用となっていますが、動作しているようです。最後の二文字の表示はあまりイケてませんが、贅沢は言いません。
なお、このelispは私のLinux(Debian8)では動作しませんでした。そのお話は次回に。
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